売却する前に必ず解決すべし!

高値で愛車を売却する基本は、査定してもらったらすぐに手放すこと。しかし、以下のような場合は、そう簡単に手放すことができない。査定してもらう前に、これらを解決することが先決だ。

自動車税(軽自動車税も同様)の未納
自動車税は、毎年4月1日時点で運輸支局に登録されている車の所有者に対して課税される都道府県税(軽自動車税は市区町村税)。ローンで購入すると所有者が信販会社などになるが、その場合は使用者(つまり買い主)に課税される。

自動車税を滞納していると名義変更ができないため、車を売却することができない。支払ってはいるが納税証明書を紛失した場合は、自動車税を納めた都道府県の税事務所で再発行してもらう必要がある。

自動車検査証(車検証)の紛失
いわば車の戸籍謄本であり、これがないと手放すことも名義変更もできない。万が一なくしたり破損した場合は、管轄の陸運支局で再発行の手続きをする必要がある。

自動車検査証(車検証)の住所と現在の住所が違う場合
自動車検査証(車検証)に記載されている所有者(ローンで購入した場合は使用者)の住所と、現在の住所(印鑑証明書にある住所)が違う場合、車検証と現住所とのかかわりがわかるように住民票が必要となる。

また車検証の住所から何度も引っ越していて、住民票に車検証の住所が記載されない場合は「戸籍の附票」が必要だが、これは本籍地の役所に申請する必要がある。

車のキーを紛失してしまった場合
キーがなければ解錠や施錠ができないし、エンジンをスタートさせることもできない。これでは買取店も引き取れないので、買い取ってはもらえない。

万が一紛失した場合は、その車と同車種を扱っている(扱っていた)新車ディーラーに連絡して、新しいキーを入手する必要がある。

text/ぴえいる