廃車代行してくれるお店に依頼して廃車工場へ運んでもらうか、仮ナンバーを申請して自分で動かすか、どちらかです

車検も自賠責保険も切れているのであれば、公道を走ることができません。そうなると廃車工場へどうやって運ぶかが問題となります。

一番手っ取り早いのは、廃車代行をしてくれるお店に依頼して、積載車等で運んでもらう方法です。当然その分の手数料はかかりますが、手間はかかりません。

もう一つの方法は、各市区町村の役場で仮ナンバー(自動車臨時運行許可)を申請し、自ら運転して廃車工場へ運ぶ方法です。また、積載車ではなく、この方法を選ぶ廃車代行のお店もあるでしょう。自ら運べば手数料はかかりませんから、安く済みます。とはいえ、仮ナンバー取得の手続きにかかる手数料は、地域によって異なりますが、東京都千代田区の例で750円です。さらに仮ナンバーを申請する際には自賠責保険にも加入しなければなりません。例えば、自家用乗用車の場合、最短が5日間で4740円となります。

そのほか期限切れの自動車検査証(車検証)または、抹消登録証明書、免許証や保険証など本人確認ができるものと、印鑑が必要になります。また、仮ナンバーを借りられる期間は、1日~5日間が一般的。これらは各市区町村で対応が異なりますので、詳しくは役場へ問い合わせてください。

仮ナンバーはたいてい使用日当日に申請する必要があります。使用後は返却しなければなりません。さらに自賠責保険への加入は申請前に行う必要があります。費用と手間とを考えて、仮ナンバーにするかお店に依頼するかを選びましょう。