あると査定がプラスになるかも

エクステリアやインテリアの状態のほか、装備の有無でも査定が左右されることが多い。車種によって設定のないものもあるが、あればプラスになりそうな装備を、下記で解説しよう。

■サンルーフ
サンルーフは、新車注文時にしか取り付けることができない。そのため、サンルーフ付きの車はプラス査定が期待できる。サンルーフよりもより開放感のあるガラス(グラス)ルーフなどを装備した車があるが、こういった車も装備している/していないでは、査定額に差が生じる。

■電動スライドドア
特にミニバンで人気の高い装備。ゆえに買取りの査定もプラスになりがちだ。助手席側は標準装備、運転席側はオプション(または上位グレードにのみ設定)という場合、運転席にも電動スライドドアが付いているとプラス査定が期待できる。

■エアバッグ
最近の車は、たいてい運転席と助手席のエアバッグが標準装備されているが、中にはサイドエアバッグやカーテンエアバッグ、ニーエアバッグなどが用意されている車もある。一部グレードのみ、あるいはオプション設定だった場合、それらを装着している車は、アピールポイントとなる。

■先進安全技術
いわゆる自動ブレーキシステムなど先進安全技術を搭載した車は、まだ新車での搭載が始まったばかり。しかし世の中の関心やニーズも高まっているので、先進安全技術を搭載した車は査定がプラスになりやすい。

■バックモニターやサイドモニター
特にミニバンやクロカン&SUVは後方や横の視界が比較的悪い。そんな時に便利な装備がバックモニターやサイドモニターだ。これが一部グレードあるいはオプション装備だった場合、装着車はプラス査定になりやすい。

■オーディオ
有名オーディオメーカー製など、純正オプションのオーディオは人気が高いためプラス査定が期待できる。市販品のオーディオの場合、ヘッドユニットの性能はもちろん、それ以上に音に直接影響してくるスピーカーの種類や、高出力のウーファーを装備しているかどうかが査定額を左右する。

■後席モニター
後席に座っている乗員がDVD鑑賞やゲームなどを楽しめるリアエンターテインメントシステムは、ファミリィユースやインテリアのドレスアップとしての人気が高い。高性能のものが付いていたり、後席だけでも独立してDVD鑑賞ができるシステムになっていれば十分にアピールポイントになる。

■カーナビ
カーナビ付きの車が珍しくなくなった今では、査定アップのポイントは“新しくて高性能” かどうか、が重要になる。また、インパネにキレイに収められた純正タイプも査定アップが期待できるが、車種によっては最新の市販品のほうがプラスになることもある。

■キーレスエントリー
ワンタッチでドアの施錠/解錠ができるキーレスエントリーは、もはや定番アイテム。近年では、何も操作せずともただキーを持っているだけでドアを開け閉めでき、エンジンをスタートできるスマートキー(メーカーにより呼び名は異なる)の人気が高く、ない車と比べてプラス査定が期待できる。キーレスのなかには、スライドドアやリアゲートを電動で開閉する機能を備えているものもある。

text/ぴえいる