査定で見られるのは購入時に気になる部分とほぼ一緒

買取店での査定とは、「次にどのくらいの価格で売ることができるか?」ということとほぼ同義。もちろん実際には査定額に手数料や経費、買取店や販売店の利益などが乗って中古車価格が決まるわけだが、そのベースとなるのは査定額だ。

中古車は新車と異なり「人気」によって価格が決まる。人気があるほど価格が高くなる。ではどんなクルマが人気になるのか? それを考えると、査定でチェックされる項目がわかりやすいだろう。

査定で見られる主な項目は以下の通りだ。

車種や年式、走行距離などの基本情報
車種、年式、グレード、走行距離、修復歴の有無、ボディカラーといった基本情報。これで査定額のベースが決まる。

定期点検整備記録簿など備品
定期点検整備記録簿や、スペアキー、スペアタイアなど備品の有無。定期点検整備記録簿があると、そのクルマの整備状況がわかりやすく、丁寧に乗られていたかどうかの判断材料のひとつになる。もし交換部品や時期などわかる領収書などを持っているなら、それも持っていったほうがいい。

オプション装備
車種によって異なるが、オプションのアルミホイール、カーナビ、サンルーフ、本革シートなど付加価値のありそうな装備。もし取り外した純正オーディオやホイール、あるいはスタッドレスタイヤがあるなら、それも持っていったほうがいい。

キズやヘコミの有無
外観ならキズやヘコミ、内装ならシートのシミや擦れ具合など、内外装の状態。

こうして見てくるとおわかりのように、あなたが中古車を購入する時に見るような項目が、査定のチェック項目だ。

text/ぴえいる